永遠の夕暮れ

アクセスカウンタ

zoom RSS イントゥ・ザ・ワイルド〜荒野へ〜

<<   作成日時 : 2008/12/14 00:29   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

イントゥ・ザ・ワイルド
監督・脚本:ショーン・ベン
主演    :エミール・ハーシュ

画像


 ようやく見に行ってきました。 全国公開は9月だったのですが、富山での公開が遅れに遅れ、いつの間にか上映していました(汗

 裕福な家庭に育ち、大学も優秀な成績で卒業した前途悠々たる青年が、アラスカの大自然に踏み込み、餓死に到るまでの軌跡。

 正直、どう見ていいのか難しい映画だなぁとは思う。
 映画の構成が過去と現在がダラダラと交互していく展開なのと、主張が分散しているというかはっきりしないこともあって非常に微妙というか、自分で解釈しながら見ていかないとツライというのが感想。

 好意的に見れば、主人公の「生きようとする強い意志」「困難を乗り越えていこうとする意思」「死の間際まで英知を求める高潔な意志」には感銘を受ける。
 しかし、一見すれば「甘ったれた青年が自分探しの旅に出て野たれ死んだ。」だけにも見えかねない。

 アラスカにたどり着いた所から物語がスタートするのだが、家出してからアラスカに到るまでのヒッチハイクの途中での人々との交流が挿入されて描かれるというありきたりの展開がくり返される。
 過去の出来事がくり返されて、いろんなエピソードが描かれているが、冒頭でアラスカに既に到着しているわけだから、そこから死に到るまでの主人公の成長も変化も殆どないわけで、悶々とさせられる。
 アラスカでの過酷な生活もボヤケてしまっている。
 
 主人公は、裕福ではあるが、破綻した家庭に育ち、少年期に自分の出生の秘密を知ったことから、アイデンティティを失った存在であり、それ故に、社会を捨てて荒野を目指したと取れる描写がある。
 このあたりに重点を置くの「幼少期のトラウマ」という、ありきたりの理由で、どうも動機としては弱く感じてしまう。

 アラスカに到るまでの旅では、主人公が人々に好かれ、勇気を与えるような純粋で強く高い志をもった人間である事が分かる。そして、過酷な肉体労働も喜んで引き受ける人物でもある。のだが、そのような人物が死の間際まで「幸福を他人と分かち合うことの大切さ」をどうして認識できないのかは疑問に感じる。
 人々との交流で成長しているはずだが、時間軸がスタート時点で固定されているから反映のしようもない。
 やはり、回想型の展開という手法は難しいのだと改めて思い知らされる・・・

 もしも、アラスカでの生活にもっと重点を置いていたならば、「生きようとする強い心」「死の瞬間まで懸命に生き続けること」あるいは「自然の美しさと過酷さ」を描けたのではないかと思い残念だ。
 一部、日々やせ衰えていく身体、捉えた大きな獲物の生々しい解体(と、保存食作成の失敗)、過酷な自然による悲劇に向かう変化・・・は、見るものがあるが。

 最後に。死の瞬間まで必死に生きること・英知を求めることをあきらめない姿には感動する。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
イントゥ・ザ・ワイルド
イントゥ・ザ・ワイルド (2007)今回の映画は、「イントゥ・ザ・ワイルド」です。本作「イントゥ・ザ・ワイルド」は、突然すべてを捨て、アラスカの荒野へ向けてヒッチハイクの旅を始めた青年を描くヒューマンドラマです。監督は、「プレッジ」などを手がけたオスカー俳... ...続きを見る
映画DVD・映画ブルーレイ「やわらか映画...
2008/12/25 07:39

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
イントゥ・ザ・ワイルド〜荒野へ〜 永遠の夕暮れ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる